うちではありません2⃣
前回は誤配の要因は3つ【①人的要因②外的要因③システム】あり、
①人的要因の多くは配達員の思い込みと記した。
今回は②外的要因を見ていく。
誤配という行為は配達員が行うもの。
ただ、誤配という行為は配達員だけが問題で起こったのか?
誤配を起こす要因は他にないのか?
延々と問いを繰り返す日々を送っていた。
誤配先の住所や名前や現地確認など行う中で、
お届け先にも問題があるのではないかと思えてきた。
通販の会員登録など住所入力する際に、
アパートやマンション名を省き、部屋番号だけ入力していないだろうか?
○○市△△1-2-3-901という風に。
区画整理などで、同一住所に複数件の家があったり
土地柄、同じ苗字が密集している地域がある。
配達員には新人もいればベテランもいる。
どの人にも分かりやすい住所表記をしているだろうか?
以前、同一住所に複数件マンションが建っていて
分からないのでマンション名を確認するため電話をしたら
「4階建てはここだけです。分からないのですか」と
電話を切られたことがある。
いやいや待てよ、と。
お向かいも4階建てですよ、と。
何事もそうですが、想像力が大事だと思います。
配達員が「自分は誤配をするかもしれない」とメタ認知するのと同様、
自分にも原因があるかもしれないと、遠くから自分を眺める客観性を
失ってはいけないと思うのです。
必要なものを、必要な時に、必要なだけお届けするために、
そしてそれを継続していくために、
本当に必要な方の手元に運ぶために、物流はあるのです。
次回は誤配の要因③システム。